虫の被害
長年調律されていなかったピアノに多い虫の被害。
鳴らない鍵盤があると言われて発見する場合もありますし、中を開けてみて発見する場合とあります。
犯人は、セーターなどに穴をあける
「ヒメマルカツオブシムシ」
– ヒメマルカツオブシムシ –
英名:Carpet Beatle
特徴:カツオブシムシ科の昆虫。ごく普通種で乾物や毛織物などの害虫。成虫は花にもよく集まる。成虫の体長は約3mm。
分布:日本全土に見られ、国外でも世界各地に広く知られる。
弱音フェルトの被害
鍵盤下のパンチングだけの修理の場合、その場での作業となります。
鍵盤のブッシング交換が必要な場合は、鍵盤を外してお預かり作業となります。
せっかくお預かりする鍵盤。
機械で鍵盤を綺麗に磨いて、お返しするようにしておりますので、
戻ってきたときは、鍵盤がピッカピカです!
バランスパンチング交換 | ¥5,500 (税込) 1つ¥330 |
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フロントパンチング交換 | ¥6,600 (税込) 1つ¥330 |
ブッシングクロス交換 | 各¥27,500 (税込) |
いずれの作業も、整調代込みです。
作業前
作業後
その他、ソートエルワルドは調律にお伺いする際、必ず鍵盤を外してお掃除するようにしています!
過去に、GPの口棒(鍵盤手前部分)、通常は取り外すタイプなのですが、この時はフランス製の古いピアノでぱたんと倒れるタイプ。
パタンと倒した瞬間に、虫の死骸が
ごそっ!
っと大量に落ちてきて、卒倒しそうになったことがあります(笑)
MEMO
お子様にアレルギーがあるご家庭で、ピアノが虫食いの被害にあったことがあり、ナフタリンを入れることが出来ず、お客様がネットで調べクローブをナフタリン代わりに入れたことがあります。
確かにネット上では、クローブや胡椒が効果あると書かれていましたが、一度、専門家にお聞きする機会があった際にこの件について尋ねたところ、効果はないとのご返答でした。
効果がないと言われても、アレルギーの方がいらっしゃる家では方法がなく、何もしないよりはましと思い、その後も何度かクローブを入れました。
でもね、ピアノのふたを開けると、ほのかにハーブの匂いが漂い、それはそれでいいんですよ・・・