湿度と木材の関係性
ピアノ調律のソートエルワルドです。
最近、
鍵盤が1本動かない、
音が1本鳴らない、
といったご連絡が、多く見受けられます。
通常、湿度が低くなると乾燥でガタツキが多くなるイメージですが、
先週の日本調律師協会の研修会で、
ホール(丸い穴とかくり抜いている部分)の場合、逆に乾燥すると穴が狭くなる、
という事実を知りました。
ややこしい。
ハンマーや鍵盤部分のスティックが、とても多いです。
夏だけでなく、冬も侮れない。
今週はグランドピアノ率がとても高いです。
こちらは、前回の調律から3年半ほど空いたピアノ。
ダンパーの止音不良で、音が止まらない鍵盤が多数。
外してみたら、写真のようにダンパーに弦溝がくっきり。
だいぶ使い込んだピアノです。
とりあえず交換はせず、修理でどうにかしました。

そして、ペダルの雑音。
先日の研修会でペダルボックスを分解する話してたけど、
既に今週2台、ペダルボックスを外しています。
こちらは、ゴムが摩耗しすぎて無くなっていました。
凄い!

新しいゴムに変えて、
せっかく分解したので、雑音がしそうな部分を磨き、
埃も取り、綺麗にしました。

この部分も取り換えて、
綺麗にしました。

もう1台の写真を撮るの忘れてしまったけど、
ペダルボックスを分解し、摩耗したクロスを交換しました。
ペダルの雑音は、地味だけど、
とても気になる部分ですよね...
ソートエルワルドHP
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